2012年7月19日木曜日


日本のマスメディアを通すと、世界が歪んで見える。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120719/biz12071903060001-n1.htm によると,
「日本中の新聞で原発擁護を書いたのは岡井さん(歌人の岡井隆氏)一人。袋だたきに遭いますよ」と周りから言われるそうだ。…」
また「将来のエネルギー政策に関して、国民からの意見を聴取する会に、東北電力の幹部や中部電力の関係者が発言者として出席していたことに、批判が広がっている。」

このような状況を肯定するのみで他の道を見出せない‘新聞やテレビ局などの多く’の在り方は, 社会における意見と反対意見の個人的表明とその交換に基づく民主主義を破壊するものだと思う.

戦後の日本のマスコミ‘新聞やテレビ局などの多く’の言論行動における‘正義の僭称’と‘非難発言の独占’は,1929年の世界恐慌に端を発した大不況と社会不安の収束を求める青年将
校らによる‘昭和維新’への渇望を思い出させる.
戦前の関東軍(や支那派遣軍)が,天皇の統帥権を盾に言論活動の自由を奪っていった振る舞いに連なっている.

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